あやなりBP

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2026年8月掲載

【特集】全国の校友に会いに行く in 北海道

日本各地にいる卒業生を訪ね、地域に根ざした暮らしぶりを聞きながら、地元のいいところ、おいしいものを紹介してもらう企画です。第二弾は北海道。校友のおすすめを巡って、北海道を旅してみてはいかがですか?

奥山 正行 さん

奥山 正行 さん

(文教大学教育学部初等教育課程体育専修/1992年卒業)

北海道で自分らしく、教師として生きる

 東京都八丈島出身の奥山正行さんは、現在北海道・芽室町の中学校で教員を務めている。もともとは高校野球の監督になりたいという思いから教職を志し、「教員になるなら文教大学がいい」と考えて進学した。
高校時代は野球一筋。東東京大会でベスト8まで進出し、「自分なりにやり切った感覚があった」という。そこで大学では競技を転向。ラグビー部に入部して、フルバックとしてプレーし、4年次にはキャプテンも務めた。
 「授業が終わったら、ほとんどの時間はグラウンドにいましたね」と笑う。
 大学時代には、友人たちとバイクで北海道を一周した。その旅が、後の人生を大きく変えることになる。「北海道で先生をやるのもおもしろいな、と思ったんです」。新卒で赴任して以来、北海道で教員人生を歩み続けている。
 現在勤務する芽室中学校は、かつて日本一広い敷地を持つ中学校として知られた学校だ。雄大な自然の中で生徒と向き合う毎日について、「ゴミゴミしていない環境で、自分のやりたい教育や部活動ができている」と語る。北海道での暮らしは、奥山さんにとって“自分らしく働ける場所”そのものなのである。

目標を胸に、定年までがむしゃらに

 奥山さんは、野球部監督としても長年指導に携わってきた。地域の公立中学校で戦う以上、私立のように有力選手が集まるわけではない。そのため集まった子どもたちの個性を見極め、「どうすれば勝てるか」を徹底的に考えた。そして2017年、率いるチームを全国大会3位へ導いた。
 一方で、時代とともに指導法を大きく変えた。かつては厳しい言葉で叱ることもあったが、今は「なぜ注意したのか」を必ず説明するようにしているという。
 「今の子どもたちは繊細です。だから、納得してもらうことを大事にしています」
 現在は特別支援教育も担当している。大学時代に学んだ小学校教育や教育方法論が、今の実践につながっていると感じる場面も多い。「文教大学で学んだことが、すごく生きていることを感じます」
 大学時代の仲間とのつながりも、今なお続いている。先日、修学旅行で横浜を訪れた際には、30年ぶりに同期と再会した。すでに校長となった友人たちの姿を見て、「文教ってすごいな、と改めて思いました」と笑う。「こうして教員を続けられているのは、文教大学のおかげ」とも。そう語る奥山さんの目標は、定年までにもう一度、野球部を全国大会へ導くこと。自身の高校時代のように、定年時に「やり切った」と思うことができるのか、その日の自分を楽しみにしている。

2017年、監督を務める野球部が全国大会3位に

    • profile
    • 奥山 正行 さん
    • おくやま まさゆき
    • 芽室町立芽室中学校教員
      文教大学教育学部初等教育課程体育専修 1992年卒業

      文教と私
      教育界には文教大学出身の人が数多くいます。私の年代になると同期に校長になった人もいて、耳にするたびに誇らしく思います。良き師、良き仲間に恵まれ、自分が教員でいられるのも文教のおかげだとつくづく感じています。
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