あやなりBP

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2019年7月掲載
大古場 雅 さん

大古場 雅 さん

(文教大学付属小学校(旧立正学園溝の口小学校)/1980年卒業)

会計・税務のスペシャリストとして企業活動をサポート

 大古場さんが公認会計士を目指したのは、溝の口小学校の同級生でもある奥さまの勧め。高校の中途退学を経験し、進路を悩んでいた時、当時お付き合いをしていた奥さまが持っていた簿記のテキストに興味をもったのがきっかけだ。「会計処理のベースとなる複式簿記の原理がパズルのようでおもしろいと感じたんです」
 そして、周りの同級生より遅れて大学の二部(夜間部)に入学。大学在学中に公認会計士試験に合格し、大手監査法人に入社した。
 大手監査法人時代は、上場企業の会計監査を担当。「監査は、ときには顧客と対峙しても、おかしいと思うことは指摘しなければならない。でもそのことが、その企業で働く人たちの気持ちをすくい上げることになるんだと気付きました」
 さまざまな経験を積んだ後、10年ほど前に独立開業。現在は監査以外にも幅広く、中小企業や個人事業主の会計・税務のサポートをしている。「お客さまの業種も、依頼内容もさまざまです。守備範囲が広くなって追いつかないくらい」と大古場さんは笑う。

家族も文教大学学園とともに

 大古場さんは、公立小学校から4年生の時に溝の口小学校へと転入した。「転入してすぐは、公立とのギャップに戸惑いもありました。制服も初めてでしたし、教室や廊下が絨毯敷きだったのも驚きました。そのうえスリッパを履いていたので、走りづらかったですね(笑)」一方で、「先生が児童全員の顔と名前を覚えてくださっていた」など、アットホームな雰囲気が居心地よかったと振り返る。
 大古場さんの4人の子どもたちも文教大学付属小学校卒業生。小学校時代の同級生がPTA会長になったときには、声をかけられて監事も務めた。
 大手監査法人から独立し、公認会計士事務所を開業して10年あまり。大古場さんの事務所は付属小学校の目の前にある。

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    • 大古場 雅 さん
    • おおこば ただし
    • 大古場公認会計士事務所 代表。公認会計士・税理士。
      文教大学付属小学校(旧立正学園溝の口小学校) 1980年卒業
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