2020年7月掲載
グローバル化に対応し、英語が使える人材を育てるため、早い時期から英語教育を行おうとする英語教育改革が2020年度よりスタートしています。
そこで文教大学学園の各校での英語教育の取り組みを紹介していきます。
(全5回の第1回)この記事の特集一覧はこちら
グローバル化に対応し、英語が使える人材を育てるため、早い時期から英語教育を行おうとする英語教育改革が2020年度よりスタートしています。
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文教大学付属幼稚園では、年長クラスを対象に45分のレッスンを週1回実施しています。Education Through Musicというプログラムや、英語の絵本、手遊びうたを取り入れ、英語の知識よりも「良い音」を身につけてもらうことを重視しています。英語の絵本は欧米の子どもが楽しんでいる本を用いており、ストーリーを楽しみながら関連する英単語を覚えるなど、園児に「楽しい」「好き」と思ってもらえるよう工夫しています。
毎年2月の「生活発表会」では、劇中で1人ずつ英語で話すパートを盛り込むなど、レッスンの成果を披露しています。
Education Through Music(通称ETM)は、英語圏のわらべうたやフォークソングを用いた歌あそびによる教育プログラムです。アメリカで子どもの豊かな発達と成長を支援する教育プログラムとして約50年前に始まり、日本では約40年前から取り入れられています。
ETMでは、ただ英語の歌を歌うのではなく、お互いの名前を呼びあったり、追いかけっこのような動きのあるゲームなど、遊びとセットでさまざまな経験をしていきます。習いごととしてすでに英語を習っている子もまだ習っていない子も、一緒に楽しみながら、自然と英語のリズムを身につけ、語彙を増やせるのがETMの特長です。学年の最初と最後での違いは、時間が経つほどに発音が良くなり、自然なリズムで英語の歌を歌えるようになっています。