あやなりBP

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2020年7月掲載

グローバル化に対応し、英語が使える人材を育てるため、早い時期から英語教育を行おうとする英語教育改革が2020年度よりスタートしています。
そこで文教大学学園の各校での英語教育の取り組みを紹介していきます。
(全5回の第2回)この記事の特集一覧はこちら

文教大学付属小学校

文教大学付属小学校

目の前の人と心と心を通い合わせることができる人に

 勉強のためだけではなく、国際人として出身や母国語、文化が異なる相手を理解するためのツールとしての英語を大事にしています。オーストラリア短期留学やイングリッシュタイム、江東区の体験型英語学習施設での実習など、英語を使って「通じる」「話せる」喜びを感じる機会をつくり、英語学習への意欲向上につなげています。2020年度からは、学校の真ん中にある図書館に、英語の絵本も追加しています。

イングリッシュタイムで毎日英語と触れる機会を

 イングリッシュタイムとは、毎日の朝と昼の放送で、児童と先生との英語のやりとりを流す取り組みです。毎日、少しでもいいから、英語を聞いたり、話したりすることを続けることが大事だとの考えからはじまりました。
 児童と先生とのやりとりに台本はありません。低学年のうちは"What sports do you like?"などの簡単な質問に答えてもらいますが、高学年になるほど質問は長文になります。答える児童は毎日交代するので、1人あたり年1〜2回は順番が回ってきます。低学年の子は上級生の英語力に憧れ、高学年の子は下級生のヒアリング力や発音に刺激を受けて、学年を越えて互いの英語力に刺激を受ける機会となっています。

島野歩先生(文教大学付属小学校 校長)に聞きました

  • 児童には英語を楽しんでもらいたいと考えています。英語を話すことに抵抗がないように、児童の「話したい」「伝えたい」「聞きたい」気持ちを尊重しています。知識を身につけることだけでなく、相手とコミュニケーションをとるためのツールとしての英語を大事にしていきたいです。
【この特集の記事】
付属校の英語教育(全5回)